前回は導入のプレピアノの記事でしたが、今回は中高生のピアノレッスンについて最近感じることを書きたいと思います。
幼児さんから始めて継続して頑張っている中高生の生徒さんたちが多数います。
ピアノは継続していくことが、その子その子のライフスタイルによって難しい時期があります。導入の頃から初級・中級を難易度が上がった時に継続が難しくなる場合、小学生の高学年になり受験をされる際に一旦区切りをつけらる場合、中学生になり部活動や塾が忙しくなる場合・・・生徒さんの数だけ色々なご事情があります。
そんな中、中高生になってもピアノを継続しているというのは本当に奇跡🎶
何もわからなかった幼児期の導入からレッスンと練習を積み重ねて一つのことをやり続けた結果、それぞれの個性を発揮して皆さん頑張っています。
中高生は何年かして復活した生徒さんも多く、ペースや進度はそれぞれ違いますが、休会をほとんどされず続けてきたベテランの中高生もいます。
12月の発表会は中高生たちがモーツァルトの大傑作の『ave verm corpus』とウェーバーの『pie jesu』を歌うという、課題を課しています。クリスマスの本来の意味に相応しく、崇高な作品を歌う経験を大切にしていただきたいと思います。
そしてピアノはショパンにベートーヴェンにリストに・・・名曲、難曲、大曲が目白押しとなりそうです。
そんな中高生ですがレッスンは、すでに暗譜はできているのですが大枠ができたところからがスタート!
再度、細かく仕上げるために分解したり、音色のバランス、身体の使い方、ペダリングは深め浅め、踏みかえのタイミング、曲をアナリーゼ(分析)したり、こういったレッスンに突入しています。
60分のレッスンもあっという間に終わるほど中身が濃く・・・まだまだ言い足りない・・・時間切れ〜😵みたいになってレッスンが終わってしまいます💦
うちのお教室はコンクールを定期的に受けたり、音大志望という生徒さんはいないし、将来は医学部進みたい!海外で仕事したい!と言っているような進学校の子も多く、お勉強に部活に他の習い事に忙しい生徒さんばかりで、ピアノの優先順位は高いわけではないとは思うのですが・・・
今や令和時代!
得意な事がいくつもあって、何か一つのことを頑張れば他のことも頑張れる!・・・そんな考えで取り組んでいる生徒さんも多いです。
ピアノはレッスン中に集中して吸収して帰る、忙しい中、隙間時間で効率的に練習する、そんなメンタリティで頑張っていらっしゃるような印象を受けます。
私自身は公立の中学校だったので、中学時代は塾と週3のピアノと作曲とグループレッスンがメインの生活でしたが高校受験を見据えて勉学がピアノ以上に優先でした。よくピアノの先生に練習不足を指摘されておりました〜😵ピアノが好きで好きでたまらない〜!忙しかった中学生時代は、そんなメンタルじゃなかったけど、幼少期からいつもそばに音楽やピアノがあった自分に「ピアノ弾くのは日常生活の一部」みたいな感覚で中学生にしてすでにそれがアイデンティティになってた感🫶
ヒーヒー言いながらもなんとかピアノも同時進行で頑張りながらの高校受験の時、ピアノで培ったコツコツ積み重ねることや、ピアノの練習でも頭の使い方を応用したり・・・難しいことは急にできるようにはならないし、やればできるのではなくやった人ができるという事実を中学生なりに理解しました👍
とにかく目の前にあることに集中する!「これをやったら意味があるのかなー」とか考えずに、無駄と思うことや合理的ではないこと、回り道、したことが意外に自分の糧になっていたり・・・
忙しい中でピアノのレッスンに通うだけでも本当に大変なことだと思います。発表会までのラストスパートが更なる成長につながりますように🙏🏻
継続は力なり👌